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BOØWYの歌詞の魅力を解説【最後に夢を見てる奴らに送るぜ!】

  • 2020年6月14日
  • 2023年11月19日
  • 音楽

日本のロック史に燦然と輝くバンド『BOØWY』をご存じでしょうか?

 

以前の『BOØWY』の記事が大変、ご好評をいただきました。

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BOØWYはもちろん楽曲も素晴らしいですが、歌詞も私たちの心に入ってくる言葉がたくさんあります。

今回はBOØWYの歌詞の魅力についてご紹介をする【第2弾】になります!

 

BOØWYの歌詞の魅力を解説

ポケットにつめ込んだ 夢だけで過ごせたね ーB・BLUEー

そんな時代があったと40歳を超えたおじさんは懐かしく思います。

 

曲のタイトルにある「BLUE」は「青」の意味ですが「青い春」と書いて「青春」ですよね。

10代の青春には「青」という色が似合います。

 

バカバカしいけど俺 周りの奴に言われ オマエと居るの悩んでたもの ーCLOUDY HEARTー

これも若い頃の微妙な男の気持ちを唄っています。

 

彼女が好きなことは間違いないですが、周りの男友達も大切にしたい。

男友達から、彼女のことで何か言われると必要以上に気になったり「俺は彼女より友達の方を優先するんだよ!」と突っ張っていました。

 

ほんとに1番大切なのは彼女なのに、、

 

俺はそんなにバカじゃない ーDREAMIN’ー

この反骨精神が大好きです。

自分がバカかどうか決めるのは、他人ではなく自分です・

 

いくつになっても「俺はそんなにバカじゃない」精神で走り続けたいですね。

 

英語数学まるでダメだけど  ーIMAGE DOWNー

高校生の時「IMAGE DOWN」を聴いて、この部分の歌詞をよく口ずさんでいました。

 

この曲全体の歌詞を見ると、いわゆるお尻の軽い、、女性を痛烈に皮肉っていますね。

 

夢の中で夢を消された ーWORKING MANー

曲のタイトルを直訳すると「働く男」「労働者」ですかね。

 

夢を見ることさえも消された、現代風に言うと「社畜」の唄です。

夢と自由と自分らしさを失わないためにも、社畜になるのではなく、自分で稼ぎ道を開いていく人になりたいですね。

 

今さらの愛と笑ってもいいぜ 正直に言うと今夜キメたから ーLONGER THAN FOREVERー

不器用な男がいつまでも彼女に「好きだ」と言えなかったが、ついに今夜キメた曲です。

 

お酒の力も借りたのではないかと、予測されますが、、そのあたりはご愛敬ということで。。

 

やたらと計算するのは 棺桶が近くなってからでも 十分できるぜ ーON MY BEATー

先のことばかり考え、今を見ていない。

 

笑い話のようですが、現代では70歳を過ぎても「老後が心配」という人がいるそうです。

はたから見れば「今がその老後じゃん!」と突っ込みたくなりますが、年齢がいくつでも先のことばかり心配し続けて、人生が終わってしまう人もいます。

 

先の計算ばかりでなく『今』を見ましょう。

 

モノクロのジョークと恋にはケリをつけて 真夏の蜃気楼に思わずため息サ ー唇にジェラシーー

大人の恋の駆け引きを楽しむ二人。

最近はこのような「大人」の曲がなくなりましたね。

 

幼い頃、このような曲を聴いて意味はわかりませんでしたが、何か「大人のカッコ良さ」は感じ取れていました。

 

つくりものの笑顔にさえ慣れて 今じゃそれにやすらぎ覚える ーTHIS MOMENTー

最初は「これでいいのか」と思っていた環境も時間が経てば、それが当たり前になって慣れてしまう。

 

「慣れ」による、居心地の良さはありますが、あまりに現状に甘えてしまうと、衰退も始まって行きます。

 

何から何まで処分でかたづける 見失うぜ 本当の事 ーSCHOOL OUTー

80年代は校則違反をした生徒に対して、退学や停学処分が横行していた時代背景があります。

それに対する反論というか皮肉です。

 

ストレートな歌詞にヒムロックの怒りを感じますね。

 

鏡の中のマリオネット 自分の為に踊りな ーMarionette ~マリオネット~ー

マリオネットとは「操り人形」の意味です。

 

鏡の中で自分の意思で動くのでなく、社会や自分以外の誰かに操られている。

「操り人形」に「自分の為に踊りな」と言う表現が素晴らしいです。

 

操らなれないことが一番ですが、操られたとしても、自分のために踊る。

うーん。深いですね。

 

だからせめて唄うのさ 今はせめて唄うのさ ーDAKARAー

若かりし時のヒムロックのシャウトが聴こえてきそうです。

「唄う」ことしかできない。

「唄う」ことしか知らない。

「唄う」ことでしか表現できない

「唄う」ことに対しての覚悟の全てが、この歌詞に詰まっている気がします。

 

まとめ

BOØWYの歌詞の魅力をご紹介しました。

 

BOØWYには様々な顔があります。

  • 初期の頃は社会や学校に対する荒々しい反骨心の叫び。
  • 中期は少し大人になり、失恋や失望も覚えた叫び。
  • 後期は大人の恋、大人のさよなら演じたり、演じられる叫び。

どれもそれぞれの魅力があります。

 

最近、メンバーの布袋寅泰、松井常松、高橋まことの同じステージに立ち、3人で演奏をしました。

その映像を見て本当に嬉しかったですが、センターに立つべき男がいない淋しさもありました。

 

叶わぬ夢だと思いますが、、4人が演奏する姿を一目見ていたいですね。

BOØWYが解散して30年以上経ちますが、色あせることのない歌詞の魅力が少しでも伝われば嬉しいです。

 

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CDで聴きたい方は全ての曲が入った『BOØWY COMPLETE』がお勧めです。

他の『歌詞の紹介』シリーズもお読みください!(^^)!

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